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執筆者の写真金本 淳

敏感力と鈍感力の均衡

更新日:2022年9月30日


(2015年12月 コパカバーナ)

皆様に幸運が訪れますように!!


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

心動かす企業経営 vol.343

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<敏感力と鈍感力の均衡>



おはようございます。

フェリーゼス経営支援事務所の

金本淳(かねもとあつし)です。 




先回、鈍感力についての話を

させていただきました。


他者への寛容さ=鈍感力

というのも必要だという話でした。



先回そう書きましたが、やはり

敏感力も経営者にとっては非常に大切な

要素だと考えています。



会社を経営するには色々な変化を

敏感に捉え、

そしてそれを戦略として落とし込み

実行していく。


やはり経営者や幹部の方々はそのような

敏感力を持っていらっしゃる方々

ばかりです。


かくゆう私も敏感力については

自他とも認めるところであり、それが

コンサルタントとして活きていると

自負しています。



ただ、それが故に鈍感力が無くなっていき、

細かすぎて面倒くさい

と家族から言われ続けてきたところでも

あります。



今回は自省の念も込めて、

私自身が経験から学んだことを

割と赤裸々にお話していこうと

思います(笑)




先回、私は、

家族や他人が自分の常識から

はずれたことをすると、

つい敏感に反応してしまう

ということをお話しました。



昔は、妻や息子が、

自分の常識や考えに合わないことをすると、

すぐイラッとしてしまうことが

ありました。


本当に細かいことでも

ついつい指摘してしまう。


そして相手を嫌な気持ちにさせてしまう。



使わない電気を消さないこと、


洗濯したものが片付けられずに

置いてあること、


妻のクルマの運転のやり方に

いちいち口出しすること、


などなど



それ以外でも沢山あったのだと思います。


自分では気づかないうちに

そのような小さいことを

妻や息子を指摘して

そしてそれが積もりに積もって

強いストレスを感じさせてしまう。



誰だって色々事情があるし、

ついうっかりということもあります。


電気を消さないなら、自分が消せばいい。


洗濯物も自分がたたんで片付ければいい。


そういう風に頭を切り替えられない。



相手を頭ごなしに、

「何でそんなことができないんだ!」

と指摘しまくっていた。。。



私としても別に悪気がある訳ではない。


自分は正しいと思っていることを

言っているつもり。



でもその正しいと思っていることが

本当に正しいのか?


自分の常識では正しいかもしれない。


でもそれは相手の常識では

正しくないかもしれない。



例え正しくても

強い口調で言われると

誰だっていい気持ちはしない。


でもそんなことは考えず、



「正しいことをなぜこの人たちは

理解できないのか?」


としか思わないから、

知らず知らずのうちに、

つい口調もきつくなっていった。


自分ではそうしているつもりは

なかったのですが。。。




こんな風に、

「過敏になり過ぎる、

そしてイラッとする」


ということは、よくよく考えると、

マイナスな現象しか引き起こさないのだと

思います。



やはり一番たちが悪いのは、

マイナス感情しか生まないこと。


自分にとってもマイナスな感情は

良い事ではありません。


私の昔の病気は、その感情が原因だった

かもしれないと今では思うほどです。



言う方もそうですが、

言われた方の人は、もっと

いい気持ちがしない。


そして、沸き上がった嫌な感情は

人の冷静さを奪ってしまう。


下手すると頭がパニックを

起こしてしまうということもある。


また、相手の嫌なプレッシャーに

押しつぶされないために

つい反発してしまう

ということもあるでしょう。


そして、それが何回も続くと

変なトラウマにもなってしまう。



何かをやるときに


イラッとされないか、

指摘されないか


とか、いつも顔色をうかがって、

やるようになる。



そんな風になると、人はかえって

委縮してしまい、せっかくの個性、

自分のいい部分が押し殺されてしまう。


いい部分や能力が発揮できなくなる。



また、家族に関していえば

他人以上に遠慮なく言ってしまうので、

大きな反感を買い、話がこじれ、

けんかになったりすることもある。


そして、それを解決するのに

無駄な時間がかかってしまう。



実際、妻は

「昔は本当に嫌だった」

と言っています。


今は笑いながら話せるようになりましたが

以前は精神的に相当なストレスを

感じており、今ならスムーズに出来る事が

出来ない程になった時もあった

と言っていました。



人間にとって感情はとても大事です。


行動のすべてを左右させるものだと

言ってもいいのではと思います。



いい感情を持てば、

それだけいい行動ができる。


嫌な感情を持っていては、

決していい行動にはつながらない。


それらにきちんと気づき、徐々に

鈍感力をつけ改善できるようになった頃、

家族にも大きな変化が起きました。



妻が言うには変なプレッシャーや

言い争いがほぼなくなったので、

物事に集中出来るようになり、

仕事や家事の能率が格段に上がった

と言うのです。



そして、うっかりミスや忘れ物等も

なくなり、

生きていくのがとても楽になり

楽しくなったとも。。



息子にしても、私と話すのを嫌がり、

気まずい時期もありましたが、

今はかなり話をしてくれるようになり、

お互い気持ちよく過ごせています。



これらは、敏感力(細かすぎ)から

鈍感力を取り入れたことに

よる賜物であり、

要するに、我が家の能力は格段に

UPしているという事なのです。



こう言うと、あまりに細かい事に気づき、

過敏になることはダメだ

と言う風に思われるかもしれません。


でも、決してそうではありません。


細かく過敏になることも時には必要です。



例えば、私の仕事で言えば、

経営者さんが気づかないような事に

気づいてあげる細やかさは絶対に必要です。



その他にも、経営者さんの仕事で言えば、

先回のブログにも書いた、

従業員に指摘すると

その従業員が不機嫌になるという話。


不機嫌になっている部分には

鈍感力を働かせ、

どうやったら不機嫌にならずに、

自分が思ったことを上手く

やってもらえるかを考える事に

敏感力を大いに働かせる。



そんな感じではないかと思うのです。



大事なのは、起きる出来事に対して

感情含めてどう自分をコントロール

できるかだと思います。


過敏さと鈍感さのバランス。


状況に応じて、どちらかを

適切に、冷静に

選択できる力かもしれません。


そして、相手が気持ちよく感じるような

言葉を選んで伝える。


それにより物事がスムーズに進み、

結果として、自分も気持ちよく

なれる。


そんなものではないかと思います。



ご参考になれば幸いです。




☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

<今日のありがとう>

本当は面と向かって伝えたい

でも中々言えない自分がいます

=================


この週末で、息子が13歳の誕生日を

迎えました。



生まれたのがついこの前のような

気がします。


でも、考えると確実に時間は

たっているのですね。



自分が13歳の頃はどうだったかなあ

なんて思ってしまいます。


まだ、考えは幼い部分はあったけど、

でも、13歳となると、それなりに

色々なことを考えていたし、

悩んでいたこともあったなあと思います。



息子がどういうことを考えているのかは

わかりませんが、

まあ、それなりに自分で色々考え

成長していってくれればいいなあと

思います。



昔は、上で話したように小さいことを

息子にも言っていたと思いますが

あれこれ言わずに、見守っていく


そんなふうな親であれたらと思います。



今回は

家族で13歳の誕生日を祝えたことに

感謝です。



ありがとう!




最後までお読みいただき

ありがとうございました。


今日も素敵な一日になりますように!





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【発行責任者】金本 淳

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