(2006年9月 マラケシュ アマンジェナホテル)
皆様に幸運が訪れますように!!
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心動かす企業経営 vol.375
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<経営環境が良い時こそ要注意!>
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳(かねもとあつし)です。
燃料高、材料の値上がり、円安と
まだまだ不安要素はあります。
そうはいっても、世の中が段々と
ウィズコロナの方向に進み、
少しずつ市場環境は回復の方向に
向かっているように感じます。
私の周りの企業さんでも
1,2年前の最悪の状況から脱し、
経営状況が改善してきたと
おっしゃるところが多いです。
経営状況が改善してくること、
これ自体は本当に喜ばしいことです。
でも、
「気をつけないといけない」
と思う事があるのです。
皆さんもそうだと思いますが、
環境が悪化し、自社の経営状況が悪くなる。
そうすると、「何とかしなければ」
ということで、あれこれ考えて
色々取組を進めようとします。
悪いから良くしようと何かする。
これは当たり前です。
ただ、自社を取り巻く環境が
たまたま改善してくる。
そしてそれに伴い、自社の経営状況が
良くなってきた。
そうすると、せっかくやろうとしていた
いい取組みのことをついつい忘れてしまう。
そして気づけばやらなくなってしまう。
そんなことってありますよね?
私も決して偉そうなことは
言えないのですが、ここ最近色んな
企業さんを見ていて、そういう場面に
でくわすことが少なからずあります。
自社のブランド力を強化する、
人材育成のしくみを強化する、
働き易い環境づくりをする、
コスト削減のため生産性向上に取組む、
不良品撲滅活動を推進する
などなど。
そういった環境が悪い時に考えて
行う取組みというのは、
企業の経営力を根本的に強化するための
ものばかりだと思うのです。
例え環境が悪くなっても、できるだけ
その影響にできるだけ左右されない
強靭な経営体質に企業を
変化させるためのもの。
だから、中長期的に企業を安定的に
運営していこうとすると、
不可欠な取組みなのです。
それなのに環境が好転して
業績が回復すると、
ついつい安心してやらなくなってしまう。
でも、またそうこうしているうちに、
市場環境が悪化し、業績が悪くなると、
あわててまた対策を講じる。
そんな感じのことを繰り返してしまう。
ただ、こういうやり方では、
企業は成長しづらいと思いますし、
もったいないなあと思うのです。
悪い言い方をすると、これは
環境に自社の運命を委ねる
行き当たりばったりの経営です。
しかも、そこで働いている従業員の
人たちも、そういうのを敏感に感じますし
いい影響を与えないでしょう。
ついこの前まで、
「厳しい状況に直面しているので
頑張ってみんなで取り組んでいこう!」
と言っていた。
それなのに、環境が好転した途端、
取組をやめてしまった。
それを、「またやろう」と言われても、
「また、どうせすぐに
やらなくなるんだから・・・」
とならないでしょうか?
これでは、企業として、経営者として、
信頼を失ってしまうことにも
なり兼ねません。
まあ、こういうものは、人間の性であり
どうしても、いい時に備えるというのは
なかなか難しいものなのかもしれません。
調子がいいとその環境に甘んじてしまい、
将来のためにやっておかないと
いけないと思っていることを
ついつい先送りしてしまう。
でも、そうは言っても、やっぱり
伸びる企業さんというのは、
そこが違うと思うのです。
悪い時だけでなく、いい時にこそ、
しっかり基礎体力作りを進めています。
そうやって地道にコツコツやっているから、
他社と少しずつ差がついていくし、
また、例え環境悪化で調子が多少
落ち込んでも乗り越えられる。
大事なのは、自社の経営状況が
好転しているのが、
環境の変化によるものなのか?
それとも、
自社の努力によるものなのか?
を見極める事ではないかと思うのです。
それがごちゃまぜになっているから
ついつい安心してしまう。
でも、そこを冷静に切り分けて見れると、
自社の実力というのが見えてきて
「このままだといけない!」
となると思うのです。
自社を取り巻く市場環境は、
やはり色々変化します。
中々思いもよらぬことが起こり、
事前に予測して対応していく
というのは難しいことだと思います。
でも平時だからと言って安心せず、
普段から、コツコツと
やることをやっている企業は、
例え、大きな環境変化に直面しても
その影響を他の同業等と比べても
最小限に食い止められるのだと
思います。
また、基礎体力がつけばつくほど、
その企業の魅力が膨らんできます。
そうすると色んな面で有利に物事が
運ぶということも起こります。
いい人が集まる、いい取引先が集まる、
お金、人、運、いいものをたくさん
ひきつけるから、さらに魅力が高まる。
企業の魅力が高まれば高まるほど、
こちらから必死に頼まなくても必要なものが
集まってくるのです。
人材も募集すればすぐに集まる
仕事もこちらから探さなくても
向こうから是非お願いしますと
言って来てくれる。
だからこそ、自分達が思う理想の経営を
進めやすくなります。
一方、環境変化に振り回され同じことを
繰り返している企業は、逆です。
あまり成長が期待できないのでは
ないかと思います。
実力がつかないから、魅力も高まらない
だから、人もお金も含め色んなものが
集まりにくい。
そうすると、理想の経営というものには
なかなか近づけられないのでは
ないでしょうか?
どちらを選ぶかは、あなた次第!。。。
ですが、
私は、皆さん含め、関わる企業さんには
是非、前者になってもらいたいと
思いますし、そうなるように
ご支援させていただきたいと思います。
ご参考になれば幸いです
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<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
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先日、ある企業さんのご支援に伺った時の
話です。
同席されていた信用保証協会の方とお話し
してたら、思いがけず嬉しい一言を
いただきました。
「先生、うちの保証協会の中で、
すごく評判いいですよ!」
半分、お世辞も入っているとは
思いますし、自慢したいという
訳ではありません。
でも、そんな風に言われると
正直、嬉しいですし、
やる気も出てきますよね。
仕事をしていると、色々あります。
でも、どんな企業さんでどんな条件でも
手を抜かず、自分の持っているものは
出し惜しみせず、できることは
精一杯やる!
そういう気持ちでいつも
やらせていただいています。
それは相手の為だけにではなく
自分の為にもなると思っています。
今回そんな風に言っていただけたのも
そういう自分の姿勢が、少しでも
伝わっているのかなあと思いました。
そういう意味で二重に嬉しかったです。
ということで、今回はそういう気持ち
にさせていただいた
保証協会の方に感謝です
「ありがとうございました!」
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように!
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