皆様に幸運が訪れますように!!
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心動かす企業経営 vol.499
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<経営者の「贅沢」と「控えめ」、どちらが正解?>
~経営者のライフスタイルが経営に影響する~
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳(かねもとあつし)です。
世の中の成功している経営者を見ると、
大きくふたつのタイプにわかれるように
思います。
ひとつは、
成功者という感じで、
高級な家に住み、高級車に乗り、
高級ブランドの衣類やアクセサリーを
身に着け、高級レストランで食事する
成功者の証として、そんな風に
いかにも贅沢な暮らしをしている人
もうひとつは、
あまり贅沢を好まず、
お金はあるのに控えめに暮らしている人
皆さんはどちらのタイプが
いいと思いますか?
どちらがいいかはさておき、
今回は、経営者個人のお金の使い方や
ライフスタイルが
経営に与える影響についてです。
先日、美容クリニックで有名な
高須クリニックの名古屋院院長の
高須幹弥氏のYoutubeを
見る機会がありました。
それを見ると高須先生の
ライフスタイルは後者の質素な方ですが
非常に参考になる考え方だと思ったので
簡単にご紹介させていただきます。
そのYoutubeの内容は、
高須幹弥氏が視聴者からの質問に対して
答えているものでした。
<Youtubeの視聴者からの質問>
幹弥先生は、金持ちなのに
なんでいつも同じ服ばっかり
着ているんですか?
なんでそんなに地味なんですか?
本当はもっと普段高級な服を
着ているんですよね?
カップラーメンとかやきそばとか
ドーナツとかばかり食べているのは
庶民アピールをして好感度を上げようと
しているんですよね?
本当はもっと高いものを
食べているんですよね?
<高須先生の回答>
(前段では、そもそも贅沢をしたいと
思わない、高いものより安くても
美味しいものであったり、
実用的なものが好き
というお話しをされていましたが
そこは割愛します。
以下は、患者さんと従業員さんの気持ちを
考えても贅沢はしたくない
と回答していた部分のみ抜粋しています)
美容クリニックの先生が、
贅沢三昧な生活をしているのを
患者さんが見ると
いい気持ちがしないと思います。
患者さんは、自費診療の高いお金を
払って、治療を受けている。
頑張って働いて稼いだお金を使って
来てくださっているのに、
その担当している医者や経営者が
物凄い贅沢三昧していたら、
嫌だと思うのです。
「私たちが払った治療費が
こういうところに流れてるのね、
こんな贅沢三昧してるのね、
だから高いのね。
こんな贅沢するくらいだったら
もっと治療費を安くしてくれれば
いいのにね?」
とか思うんじゃないでしょうか?
それを思うと、患者さんに
申し訳ないなと思うので、
贅沢アピールは好きじゃない
それから、美容クリニックとして
従業員にも申し訳ない。
クリニックには、医師だけでなく、
看護師さん、受付、事務員さんなど
たくさんのスタッフがいて、
皆クリニックから給料を貰って
生活している。
その皆が協力して
患者さんのためにクリニックを
頑張って盛り上げようと
してくれている。
それなのに、
経営者が贅沢三昧していたら、
「私たちが頑張って働いて稼いだお金が
経営者に流れて贅沢三昧しているのね」
と思うんじゃないでしょうか。
従業員さんは給料を貰ってはいるけど、
100%その給料に満足している訳では
ないと思う。
自分達の貰っている給料の何十倍、
何百倍も貰って贅沢しているのを見たら
どう思うか?
「それだけ儲かっているんだったら、
私たちの給料をもっと上げてよ」
と思うでしょう。
自分は多分、日本の美容クリニックの
医師の中でも、すごく働いているけど、
自分の働きに見合った報酬分だけしか
貰っていないつもり。
自分の治療を受けた人は
分かると思うけど、
必要のない治療を進めたり
ぼったくったりすることは絶対ない。
だからそんな滅茶苦茶に儲かって
利益が出ているという訳でもない。
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高須先生のような姿勢は、
患者さんの視点に立った配慮であり、
患者さんが治療費を支払うことに対する
納得感を高めるでしょう。
また、先生の地味な生活スタイルは、
患者さんに対する誠実さと尊敬の表れとも言え、
結果として大きな信頼を得ることが
できるのだと思います。
また、経営者の過度な贅沢は
従業員の士気にも関わります。
高須先生のように控えめな生活をする
ということは、
先生の人柄や価値観への共感を促進し、
従業員が、この人についていきたい
という気持ちを高める効果もあると
思います。
その結果、組織全体の団結力や協力体制も
高まり、いい組織に繋がるのだと思います。
ただ、一方でこういう考え方もできます。
ひとつは、医師や経営者の贅沢と
患者さんの治療費の満足度は別
ということ。
患者さんは治療の質や結果に価値を
見いだすものであり、
医師の生活スタイルには関係ない。
むしろ、高須先生のように
成功している経営者が適度に
自分の成功を示すことで、
「この医師は実績があり信頼できる」
という印象を与える可能性もある。
逆に質素すぎるとクリニックの
安定性や信頼性を損なう可能性もある
ということです。
二つ目は、経営者の贅沢が、
高級感のあるブランドイメージを
発信することとなり、
クリニックのマーケティング効果を
高めることにつながる場合もあるということ。
特に美容業界は「見た目」や「成功」の
象徴が重視される分野であり、
経営者自身のライフスタイルが
広告として機能することも多いとも
考えられます。
また、従業員の中にも
頑張れば高須先生みたいになれるの
だから、自分も頑張りたい。
とポジティブにとらえる人も
いるかもしれません。
高須クリニックさんの場合、
既に日本全国にトップの美容クリニックと
知れ渡っているので、高須先生の質素さが
逆に好感を呼ぶということもあります。
Youtubeを拝見すれば質素で実用的を
わざわざ装っているという訳ではないのは
一目瞭然ですが。。。
こうやって考えると、
経営者個人のライフスタイルや
お金の使い方って簡単ではないですよね。
また、そういった意味でも
普通のサラリーマンと同じように考えて
いてはいけないのかなとも思います。
サラリーマンが稼いだお金をどう使おうが、
お客さんや取引先、一緒に働く人に
何か影響を与えるといった事は
まずないでしょう。
でも経営者は必ずしもそうではない。
経営に影響を与えてしまう。
まあ、個人的には、贅沢と言っても、
自分が本当に大好きなものに
お金を使うことは多少の範囲では
いいと思います。
単に成功をひけらかすためや
自己顕示欲だけのために
好きでもない高級品を身に着けたりする
というのはどうかとは思います。
ただ、自分の大好きな趣味にちょっと
投資するのは贅沢だとは思いませんし、
たまに自分へのご褒美として
いいものを買うのも気分が上がるので
大事だと思います。
また、いいものを身に着けて出かけると、
自分自身が少しいつもと違う自分に
なれる気がして気分も良くなる。
いいものを身に着けると、
それにふさわしい格好やいい振る舞いを
しようと心がけられるようになる
という効果もあります。
ですので、それくらいの範囲であれば
許されるのかなと思います。
ということで今回は
経営者のお金の使い方やライフスタイル
が経営に与える影響について考えて
みました。
結局、経営者の報酬の取り方、お金の使い方、
に関しては、これが正解というものは
ないのでしょうね。
最終的には、
自分がどうありたいかという自分の価値観、
そして、経営者として大事なのは
会社としてどうありたいか
どんな会社を目指すのか
という会社としての方向性や価値観、
そういった色々な側面も考慮して
決めていくものなのだと思います。
皆さんはどう思われましたでしょうか?
ご参考になれば幸いです。
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<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
だからこの場を借りて少し...
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先日久しぶりに美容室に行きました。
息子の同級生のお父さんが経営されている
美容室で、いつもそこに通っています。
ヘアスタイルを格好よく整えてもらうと
すごく気持いいですよね。
上のパートで話した
いいものを身に着けるというのと
同じ様な効果がありますね。
なんかヘアスタイルが格好良ければ
気分もあがる。
自分が少し違う人間になったような気がする。
でも、髪の毛って自分で切ったり
パーマしたりできないじゃないですか?
自分でやると、変になるのは間違いない。
そういった意味でも、ヘアスタイリストさん
というのはすごい技術を持っているなあと
いつも感心させられます。
もちろん、人によって技術レベルは
色々でしょうが、私のお願いしている
息子の同級生のパパは、
とっても技術レベルが高い。
そうやって、自分の持つ技術で
人の気持ちをハッピーにできるのは
本当に素晴らしいですね。
そんな気持ちにしていただいた
息子の同級生のパパに感謝です。
ありがとうございます!
私も自分の仕事で同じように
もっともっと誰かをハッピーな気持ちに
していければいいなと思いました。
感謝です!
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように!
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