皆様に幸運が訪れますように!!
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心動かす企業経営 vol.417
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<話しかけるだけで従業員が変わる?>
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳(かねもとあつし)です。
私はいつも経営相談の際、
中小企業の経営者さんや幹部の方々に
こういう質問をします。
「従業員の方達とコミュニケーションを
十分にとっていますか?」
そうすると殆どの場合、
「ええ、ちゃんと話はしていますよ」と
でも、よくよく伺うと
話をしているのは、仕事の内容や
仕事の指示なのです。
つまり
「仕事で必要なこと以外は殆ど話さない」
ということなのです。
少し前にお会いした
ある経営者さんもそうでした。
私が、
「普段、従業員の方を褒めたり、
積極的にコミュニケーションを
とったりしていますか?」
と質問すると、
「仕事で必要なことは伝えますけど、
それ以外は、特に褒めたり、個別に
話をしたりすることはないかもしれない
ですね」
「ただ、一人の従業員は、向こうから
色々相談してきてくれるので、
その人とは話しますし、
頼りにしています」
とのことでした。
その経営者さんに理由を伺うと、
「従業員の方達の話している話題に
あまり興味がない」
「仕事以外の余計なことを
話す必要性を感じない」
ということでした。
続けて、私はこんな風に
質問してみました。
「従業員の方達にやる気を持って
働いてもらうために、経営者から
積極的にコミュニケーションを
とることは大事だと思うのですが」
「僕だったら、経営者や上司から
色々話しかけてもらえたり、あるいは、
仕事ぶりを褒めてもらったりすると
嬉しいし、やる気も出ますが、
社長はいかがですか?」
と
すると、
「そうですかねえ?」
「私は別にそんな風に思いません」
「実際、私もサラリーマンとして
働いてましがが、そんなことは
全く思いませんでした。」
「私は、給料を貰っているんだから、
働くのも成果をだすのも当たり前だと
思ってましたし」
私は、その経営者さんの反応が
自分の感覚とは全く違うものだったので、
少しビックリしました。
でも話を伺ってみると、
その理由がわかった気がしました。
その経営者さんはいわゆる一流大学を出て、
一流企業の研究職をされていたようです。
そのため、昔から、周りの人からは、
一目置かれ、認められることが多かったのです。
他人から認められているという感覚を
十分に持てていた。
だから敢えて、仕事で動機付けされなくても
率先して働くことが出来た。
そういうことなのです。
実際、その経営者さんに、
「周りから認められているという
自負みたいなものってお持ちでしたか?」
と聞いてみると、
「それはありました」とのこと
ただ、私もそうですが、
一般的に日本人の多くは、
他人から褒められたりする機会って
それほど多くはないと思うのです。
そのため、自分が認められている
という感覚を持ちづらいのだと思います。
人は、
本能として組織や集団に属していたい、
孤独になりたくない
という願望を持っているそうです。
ただ、組織や集団に属しても、
そこで誰からも相手にされなければ、
返って強い孤独感を抱いてしまうとのこと。
だから、
組織や集団に属するだけでなく、
そのメンバーから必要とされ、
仲間として受け入れてもらい、
自分の存在を認めてもらいたい
という欲求を強く抱くのだそうです。
具体的には、
肯定して欲しい、
受け入れて欲しい、
褒めて欲しい、
感謝して欲しい、
話を聴いて欲しい、
関心を持って欲しい
といった欲求です。
会社という集団組織の中では、
とりわけ経営者の影響というものは
非常に大きなものになります。
ですから経営者の何気ない言葉や態度が
大きな意味を持ったりします。
中でも、経営者が自分に好意を持って
話しかけてくれる
ということはイコール
「自分に関心を持ってくれている」
「自分を認めてくれている」
という大きな証になるのでは
ないでしょうか?
逆に、仕事の指示など必要なこと以外は
話をしないというのは、
「関心がない=認めていない」
と受け止められてしまうのでは
ないでしょうか?
それで、この経営者さんには、
上記の内容を説明し
「とりあえず、何でもいいから
従業員の人たちに社長から積極的に
話しかけることから始めてみてください」
とお願いしました。
数週間後にお会いした結果は
どうだったか?
「この数週間ですが、
意識して、従業員全員に
話しかけられましたか?」
「そうすると、少し雰囲気が
変わってきたように思います」
「心なしか、従業員の仕事の取組みが
積極的になったような気がします」
とのことでした。
実際、効果はあったのだと思います。
でも、それ以上に大きかったのは
経営者さん自身の意識の持ち方が
変わったことで、
今まで見えなかったものが見えるように
なったことではないかと思うのです。
今までは、従業員にあまり関心が
なかった=従業員の働きにも
何も気づくことがなかった。
でも話かけようと意識したことで
従業員に自然と意識が向くようになった。
意識が向くようになったからこそ、
従業員さんがきちんと働いて
くれていることにも
気づくようになった。
また、そんな経営者の意識の変化を
従業員の方達も知らず知らずのうちに
感じ取ったところもあるのでは
ないでしょうか?
人は自分を認めてくれる人を認める
逆に
自分を否定する人を否定する
そういう生きものなのだと思います。
従業員に関心を持って話しかけることは
経営者の大事な仕事
そう思って従業員の方達と接してみる
いかがでしょうか?
ご参考になれば幸いです。
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<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
だからこの場を借りて少し...
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日曜日は母の日でしたね。
この日の朝、
自分の母と義理の母に
何かしてあげたいなと
ふと思いたちました。
もう二人とも数年前に他界しました。
生前は、何かを贈ったりしていたのですが
その後は特に何もしていません。
何がいいかなと考えていたのですが、
そう言えば、
丁度、数日前に、近くの民家の軒先で
母の日のお花の販売があるとの
貼り紙を目にしていたことを
思い出しました。
今丁度、NHKの朝ドラで
植物学者の話が放映されているので
花に関心がいったというのも
あったでしょう。
ということで、
早速、そこに花を買いに
行ってみることにしました。
色々きれいな花がおいてあり
とっても迷いました。
お花を選ぶセンスには
全く自信がないのですが、
これがいいかな?あれがいいかな?と
一本一本考えながらお花を
選んでみました。
そして、家に帰って妻に頼んで花瓶に
生けてもらいました
そうすると、何とか様になった
気がします。
しかし、花ってやっぱりいいですね。
綺麗だし、心が癒されます。
そして、両母親には本当に感謝です。
「ありがとう!」
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように!
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