おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の 金本淳(かねもとあつし)です。
今週前半は風邪を引いてしまいました。
月火と金沢出張でしたが、 おかげで美味しいものを食べる食欲もなく
もったいないことをしてしまいました。
最近インフル流行ってるみたいなので みなさん、お気をつけくださいね。
では、本日もよろしくお願いします。
今日も寓話からスタートです。
6人の盲人が、ゾウに触れています。 それが何だと尋ねられこう答えます。
足を触った盲人は「柱のようです」
尾を触った盲人は「綱のようです」
鼻を触った盲人は「木の枝のようです」
耳を触った盲人は「扇のようです」
腹を触った盲人は「壁のようです」
牙を触った盲人は「パイプのようです」
このお話し
『群盲 象を評す』
と言うインドの寓話です。
あなたはどう受け止めます?
私は、この話、色んな解釈ができるから面白いなあと思っています。
ちなみに、ウィキペディアにはこう載っていました。
================= 『木を見て森を見ず』 と同様の意味で用いられることがある。
また、 『物事や人物の一部、 ないしは一面だけを理解して、 すべて理解したと錯覚してしまう』 =================
その他
『人によりものの見方が違う』
『価値観は人それぞれ』
『言ってることはみな正しい。 でもひとつだけでは本当に求めているものにはならない』
など色々解釈できるなあと
そしてこれ、 企業経営にあてはめてみても
「面白いなあ」
なんて勝手に思っています。
1.同じ仕事でもそれを面白いと思う従業員と つまらないと思う従業員がいる
2.経営者と従業員の立場による認識ギャップ
例)経営者は経営状況が厳しいと考えている。 でも従業員はそう思っていない。
逆に、儲かっているのに全然還元されない と不満を持っている
3.会社そのもの
⇒ひとつひとつの部署や担当によって やっていることは違うが、 実は、みなひとつの会社組織の一員である
4.部署間の対立
例)営業は生産のことを全然考えてくれない 逆もまた然り でお互いボヤきあい。
部署間での仕事の押し付け合い など
(同じ会社でおなじ目標を目指しているはず なのに、部分最適を求めてしまう)
5.うまく進まない会議や打合せ
などなど
私はこの話を初めて聞いた時、真っ先に浮かんだのが、
『5.うまく進まない会議や打合せ』
つまり 自身がサラリーマン時代に経験した会議や打合せでの意見のすれ違いです。
あなたの会社はそうではないと思います。
でも 中小企業の経営者さんや従業員の方々と お話しさせていただいても
「結構、うちもそうだよ何とかならないのかなあ?」
と相談を受けたりします。
皆、それぞれ言ってることは正しい。 でもお互いが自分の意見を譲らず収拾がつかない。
あるいは、
声の大きい人の主張が通ってしまい、 強引に決まったはいいが、納得できず 不満に思ったままの人がいる。
だから結局、決まったこともうまく進まない。
みたいな問題です。
あなたの会社ではどうですか?
「そんなことないよ」
というのであれば、OKです。
でももし
「うちも同じだ!」
というのであれば、
さあ、では一体どうすればこういった問題を解決できるでしょうか?
何が正解かはわかりません。 でもひとつこんな考え方もできるかなと
会議や打合せを始める前がポイントじゃないかなと思います。
冒頭で議長が、参加者全員にまず以下を確認します。
・議題は、▲▲についてです。 ・目的は、○○です ・今日は、××まで決めるのがゴールです。
そして、次に会議のルールを説明します。
「人の意見は最後まで聞いて、決して否定しないようにしましょう。」
「それよりも一歩上の視点に立って、どうしたら、自分と異なる意見を 活かせるか考えてみましょう」
以上です。
会議の目的・ゴールをしっかり共有しておくと 例え、途中で脱線しても、
「最初に確認しましたよね?」
「それも大事ですが、今日のゴールはこちらです」
と議論を引き戻すことができます。
また、否定しないルールを共有しておくことで
おそらく真っ向から否定する人はいなくなります。
たまに忘れて、否定しようとする人も出てきます。
そんな時のためには、否定した時のペナルティを予め設定しておきます。
例えば
『1回否定したら、お菓子積立として100円徴収』
そして 誰かが否定したら、みんなで
「ハイ、罰金100円(笑)」と言う
そういうゲーム的なことをやると意外に和んだりもします。
「こういうやり方、そもそも会議で意見が全然出てこないし そんなことやれる雰囲気じゃないよ」
というケースは、 これまた別の問題があるかと思います。
私の尊敬する和仁達也先生に教わった
『安心安全ポジティブ』な場づくり
これが出来ていないということだと思います。
これ話すと長くなるのでそれは別の機会にまたお話しします。
ということで 別にこれだけが全てではありませんが会議もちょっとした工夫で (特に、冒頭の場づくりで) 変わるということを言いたかっただけです。
あなたの会社で、もしうまく会議や打合せが進まない場合、 色々試してみても面白いかもしれません。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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愛知 名古屋 長久手のコンサルタント
フェリーゼス経営支援事務所 代表 金本淳
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