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心動かす企業経営 vol.84
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<自分ノートで人材育成>
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳(かねもとあつし)です。
先々回、ラグビーワールドカップに関し、
スポーツ選手の成長と企業の人材育成
について少し書かせていただきました。
今回はそれに関連した話です。
従業員の方たちにどうやって
誇りを持ってもらうか、
ワクワクしながら成長していってもらうか
についてです。
あなたが、自分に誇りを持てる時って
どんな時ですか?
色々あるのではないかと思います。
人に親切にしてあげたとき
テストでいい点を取ったとき
難関試験に合格したとき
昇格したとき
仕事のプレゼンがうまくいったとき
誰かに告白されたとき
大事なことを相談されたとき
「○○さんって、すごいですね」
と言われたとき
などなど
こういうものに共通するのって何でしょうか?
ちょっと考えてみてください。
言い方は色々あるかもしれません。
私は、
存在価値を認めてもらえた(=承認)
じゃないかと思うのです。
自分が何かをやった結果、
感謝される、
褒められる、
尊敬してもらえる、
信頼してもらえる、
興味を持ってもらえる
そういったことにより、
自分の存在価値を承認してもらえる。
そんな時に自分自身に誇りを
持てるのではないかと思うのです。
人が成長するのに、この承認というのが
大事になってくるのだと思います。
自分が成長することで、認めてもらえる
だから、もっと成長したいと思う
人はそういうものではないかなと
思います。
昔のもののない時代であれば
何かを買いたいという物欲があった。
だから、それが、自分自身を
成長させる動機になった。
頑張って仕事で成長して、
お金を稼いで、クルマを買いたい!
みたいな感じです。
でも今の世の中、普通に働き、
そして、贅沢を望まなければ、
とりあえず食べて行けるし、
ある程度必要なものも買えます。
そんな世の中では、
物欲では、成長したい
という欲求が起こりにくいかもしれません。
そうなると、「承認」なんだと思います。
今の時代、人材を育成し、
成長してもらうにはこの承認
というのをうまく活用する。
つまり、従業員の承認欲求を満たせる
しくみをどんどん作ってやっていけば
いいのではないでしょうか?
例えば、こういうのも面白いので
はないかと思う事。
これは私がオリジナルアイデアで
考案していることなのですが、
「自分ノート」です。
このノートは会社の規模や状況に
よって、色々変えていくものなのですが
概要は以下の様なことです。
2つのことを毎月、
各自がノートに記入する。
1つ目は、「褒める」です。
毎月、一人の従業員の方を
「今月の褒められる人」として任命します。
他の従業員の方たちは、その月、
その褒められる人のいいところを
できるだけ探すように観察します。
どんなことでも構いません。
(ただし、身体的なことなど
セクハラになるようなものは
除くべきです。)
取引先さんが来た時に、
大きな声で挨拶をしていた
Aさんの仕事を手伝ってあげていた
面白い話でみんなを愉快な気持ちに
させてくれた
子供の誕生日を祝うために早く帰って
あげていた
任された仕事を期日を守って
頑張ってやり遂げた
飲み会の企画を頑張ってやってくれた
伝票の提出が遅れたのに、
快く対応してくれた
などなど
悪いところは例えあったとしても
そこには焦点をあてない。
とにかく、いいところだけをみんなが
努力して見つけようと取り組むのです。
そして、それをノートに
「今月の褒める」として書く
それから2つ目。
「今月の仕事について」です。
各自が自分自身の仕事に関して
頑張ったこと
いい結果が出たこと
起こった問題
気づいたこと
改善できると思ったこと
などなど
これも何でも構いません。
それを「今月の仕事について」
としてノートに記載するんです。
この2つのことについて書いたノート、
それを、従業員が読み合う。
それだけでも良いとも思いますが
慣れてきたら
さらに、内容についての感想や
話し合いの場を設けてもよいかもしれません。
記入する時間と読む時間、話す時間を
毎月月末などの就業時間内に設定する。
就業時間以外でやろうとすると
反対する人も出てくるかもしれません。
だからあえて、就業時間内にやる。
記入時間20分、他の人のを読む時間15分、
といった具合で。
これを従業員育成のための
教育時間として考えるのです。
これをやる効果はたくさんあります。
褒められる側の効果。
多くの人から、自分のいいところを
見つけて褒めてもらえる。
それだけでも嫌な気はしません。
自分では気づいていないようなことが
あれば、新しい自分の発見にもなります。
あの人が、こんなところを見ていて
くれたんだと思うこともあるでしょう。
いいことを書いてもらえると
その人に対しても今以上の好意や
親近感も湧いてくるはずです。
褒める側からすると、
人のいいところを見つけようとする
いい訓練になります。
人は、他人の悪いところは簡単に
見つけられますし、そっちのほうが
気になることが多いと思います。
でもいいところを見つけるのは
意識していないと意外と難しいのです。
それから、普段口にして、
感謝の言葉や誉め言葉というのを
中々言えなくても、
ノートに書くならできるはずです。
何もしなければ、
人が心で思う感謝や称賛の気持ちは
相手に伝わることなく終わってしまいます。
でもそうやって、敢えて形にして
伝えることで、その気持ちが
残り相手に伝わるのです。
これっていいと思いませんか?
「気持ちの有効活用」だと思います。
良好な人間関係づくりに寄与すること
間違いありません。
それから、「今月の仕事について」です。
普段、周りの同僚や部門などが違う人
今どんな仕事をしているのか?
何か困っていることがあるのか?
仕事をしながらどんなことを
思っているのか?
などは、意外とわからないものです。
すぐ近くで仕事をしていながら、
その人が具体的にどういうことを
やっているのか知らないことさえあります。
でもノートを読めば、
細かい事はわからないにしても、
今まで知らなかった同僚の仕事の
取り組みを少しでも知ることができます。
この人、こんな仕事してるんだ
こんなこと頑張ってるんだ
こんなことで困っていたんだ
などなど
こうなると、お互いに関心を持つ
きっかけになりますし、
もしかしたら助け合いなどにも
つながるかもしれません。
今回した、「自分ノート」は一例ですが、
この他にもいくらでも考えればあります。
キーワードは「承認」です。
従業員一人一人が、多くの人から
承認してもらったと感じられる活動。
そんな活動を考えて進めてみる。
そうすれば、人が育つきっかけになるに
違いありません。
人を育てる環境づくりの第一歩
始めてみませんか?
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<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
だからこの場を借りて少し...
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今日は、息子の学校の先生への
ありがとうです。
一昨日、息子が鉄棒から落ちて足をケガ
しました。
病院では骨折かどうかハッキリわからない
とのことだったのですが、
とりあえず昨日から松葉杖をついて
学校に行ってます。
それで昨日、夕方クルマで息子を
迎えに行ったら、担任の先生が
申し訳なさそうにお詫びの言葉を
述べられました。
「大変申し訳ないです・・・」
という感じで。
実はつい1か月くらい前にも左腕を学校の
サッカー部の試合の時に骨折していたのです。
それが治った矢先だったので、
先生も恐縮しておられたのだと思います。
我々親としては、完全に息子の不注意だと
思ってます。
運動不足で、体が鍛えられてないから
ケガをしやすいのだと思っています。
だから、まったく気にしていません。
でも大変気にされているようで、却って
こちらが申し訳なかったです。
それよりも、いつもしっかり息子たちの
面倒を見ていただいているので
先生には大変感謝しています。
だから、そんな先生に
申し訳ないのも合わせて改めて感謝を
述べたいと思います。
「先生、いつも息子がお世話になっており
ありがとうございます」
「これからも息子を
よろしくお願いいたします」
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように!
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