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執筆者の写真金本 淳

パワハラPartⅠ

更新日:2020年5月19日


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 心動かす企業経営 vol.126 ================= <パワハラPartⅠ> おはようございます。 フェリーゼス経営支援事務所の 金本淳(かねもとあつし)です。 何年か前から、パワハラ問題が 叫ばれるようになりました。 今の若い人はあまり知らないかも しれませんが 昔からパワハラって、会社には結構 ありました。 そして、昔のパワハラは今よりもっと 凄まじいものでした。 現に、私が、就職した20数年 前のこと 今考えれば、絶対にアウトだと思われる 上司の部下への接し方、沢山ありました。 グループミーティングの1時間、 その間中、一人の部下に対して、 上司がずっと小言を言っている 仕事の相談にきた部下を何時間も 横に立たせたまま大声で叱責している 夜に、「次の日までに資料を 作り直しておけ」と資料の やり直しを言い渡され、 徹夜で資料をつくる そんなことが結構ありました。 確かに 「あれは、おかしいよね」 という人ももちろんいました。 でも、私も含めみんなが、 「会社とはそういうものだ」 という風に思っていました。 だから、それが問題になったかというと その頃はあまり問題視されず、 むしろ、そういう上司に限って 仕事自体できる人だったので、 上の人からは評価されている。 そんなケースも多々あったように 思います。 さあ、じゃあ、20年前は良くて、 なぜ今はダメになってきたんでしょう? それには色々な理由があると思います。 第一は、言わずとしれた人のメンタル問題 ですよね。 しかし、単にそれだけではなく 「雇用する側/される側の関係の変化」 という事も言えるのではないでしょうか。 世の中の環境が大きく変わってきた中で 仕事に対する価値観もそれに合わせて 変化してきたということだと思います。 昔は、確かに 「根性の時代」 でしたよね。 戦時中からの価値観 =「上司、先輩の言う事は絶対」 というもの それが戦後もずっと継続していた。 それでもよかったのは、 それが多くの人にとってメリットが あったからだと思います。 1960年代以降の高度経済成長を迎えて、 会社は、グングン成長していた。 だから、会社が 従業員を雇ってあげる 面倒を見てあげる という図式が成立していた その代わり、 「会社に忠誠を尽くしてね」 ということだったのだと思います。 当然パワーバランスとしては 雇用する側の力>雇用される側 という風であった。 確かに、サラリーマンとして 雇われていれば、年とともに 役職もあがり、給料もあがる。 生活の確実な向上が約束されていた。 三種の神器と言われる テレビ、冷蔵庫、洗濯機が買える。 そして、クルマも買えるように。 今まで手に入れられなかったものが、 手に入るようになり、 どんどん生活が豊かになっていった。 昔に比べると、夢のような 生活の変化だったと思うのです。 だから、多少、理不尽なことがあっても、 「少し我慢すればいいや」 という感じだったのではないでしょうか? それに、一旦勤めた企業を退職すると、 条件のいいところに転職することも できない環境でした。 企業からすると、 「辞めてもらってもいいよ。 代わりは他に沢山いるから」 というような感じだったのでは ないででしょうか? その風潮が、90年代のバブル崩壊の しばらく後くらいまでは続いていた。 昔、根性もののスポコン漫画が 流行っていたのも時代を 映していますよね。 巨人の星 アタックナンバーワン などなど (若い人は知らない?(笑)) まさに、根性、根性、 耐えて、耐えて、耐えまくって、 そしてようやく、 欲しいものが手に入る。 そんな価値観が美徳とされて いたのだと思います。 ところが、それが、バブル崩壊以降 2000年にかけては、一気に変化した。 バブル以降のリストラ ネットの普及 グローバル化の波など 世界の情報も、簡単に 手に入るようになってきた。 日本企業には従来のような 成長の勢いはなくなっています。 今までは、終身雇用をうたっていた 企業もそんなことは言っていられない ようになってきた。 当然、企業と従業員の パワーバランスも変わってきています。 そんな中、若者を中心に 転職するという事も段々普通に 行われるようになってきた。 さらにその状況を後押しするのが、 今の日本は人口構造的な問題です。 生産労働人口の減少 という問題への直面です。 完全に企業側の力が弱くなってきている。 言い方は悪いですが、昔は、 「企業側が雇用してやる」 というのが 今は、極端かもしれませんが、 「企業側が雇用させていただく」 あるいは 「従業員が働いてあげる」 という会社もあるかもしれません。 この状況下では、企業が、 昔のようなパワハラ上司を のさばらせていると、 その会社には人が集まらなく なってしまう。 だから、企業側が、 パワハラ対策に乗り出す。 日本政府も、今のまま労働人口が 減少してしまい、日本経済の弱体化が 続くと、国として生き残れなくなる ことにようやく気付きだした。 だから、必死のパワハラ対策だの、 働き方改革だのを、国を挙げて 進めようとしている。 そんな構図なのかなと・・・ パワハラ自体、私は、やはり 絶対に無くすべきこと だと思います。 だから、その対策等を含め 書きたいと思ったのですが、 長くなりそうなので、そこについては、 次回に回したいと思います。 今回の話、 皆さんはどう思われましたか? 労働力不足の今の時代で、 貴重な戦力となる従業員の方々の能力を 活かすためにどうすればいいのか? ということまで含めて、 次は考えてみたいと思います。 では、また次回まで ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ <今日のありがとう> 本当は面と向かって伝えたい でも中々言えない自分がいます だからこの場を借りて少し... ================= 今日は、このコロナウイルスの中で 頑張っていらっしゃる方々への ありがとうです。 このコロナウィルスで、マスクを 高額な値段で転売したりして、儲けようと する人がいます。 そのことを非難したくはないですが、 人が困っているところにつけこんで 儲けようとする、その気持ちに対しては かなり寂しい気持ちになります。 その一方で、困っている方を助けよう とする方たちもたくさんいらっしゃいます。 こういうピンチの状況で、人の助けに なろうとする そういう話を聞くと、嬉しくなります。 自分自身が今直接的に何かやれている 訳ではありません。 でも仕事を通じてでも、何でも、 もし何かできることがあれば、 やれればなあという気持ちでいます。 そして、 誰という訳では、ありませんが、 今回は、そういったコロナに立ち向かい この難局を乗り越えようと 力を尽くされている皆さんすべてに 感謝です。 役人の方、お店の方、企業の方、 多くの人が、このコロナの影響で 通常以上の仕事をされているとも 思います。 具体的に何がどうなのかはわからない ところもあります。 でも色々大変なことも多いことは 推測できます。 そんな中でも頑張っていらっしゃる方には 本当に頭が下がります。感謝です。 「頑張っている皆さん、 ありがとうございます!」 「みんなで頑張って乗り切りましょう!」 「そして、来年なのかもしれませんが、 記念すべきオリンピックイヤーを 迎えたいですね」 最後までお読みいただき ありがとうございました。 今日も素敵な一日になりますように! ◆読者からの励ましの声が、 何よりもエネルギーになります。  あなたからの感想・コメント、 お待ちしています。  お気軽に、コメントください info@feli-zes.biz 【本メルマガについて】 このメルマガは、 ・働く人のヤル気であふれ 活き活きと働ける職場を作りたい ・働く人が持てる能力をフルに発揮しながら 成長してもらいたい ・成り行きではなく明確なビジョンを 持って、経営を進めたい ・経営者と従業員がそのビジョンに向かって 一体となって進んでいきたい ・仕事を通じて世の中に貢献したい そんな中小企業経営者の皆さまや 企業経営に関わる方々にお役に立てれば という想いで発行しています。 このメルマガでは、 自分自身のサラリーマン時代の経験や 実際のコンサル現場での経験などから、 日々感じたことを情報発信 させていただきます。 その中で、ワクワクドキドキ心動かす 企業・お店づくりのヒントを提供しながら、 お役に立ちたい。 そして自分自身も一緒に豊かな人生を 目指して成長していきたいと考えています。 メルマガへの想い詳細はこちら https://www.felizes.biz/mailmagazine ◆フェリーゼス経営理念◆ ワクワクドキドキ、 働く人の人生を豊かにする コンサルティング ◇フェリーゼスミッション◇ 経営者と従業員が、 毎日会社に行くのが楽しみで仕方がない ワクワクドキドキで一杯の 中小企業づくりをサポートします! ご興味ある方、詳細はこちら https://www.felizes.biz/aboutus 【公式サイト】 https://www.felizes.biz/ 【個人Facebook】 https://www.facebook.com/atsushi.kanemoto.9 【公式ブログ】 https://www.felizes.biz/blog (過去のメルマガもアップしています) *************************************** 心動かす企業経営 【発行元】フェリーゼス経営支援事務所 【発行責任者】金本 淳 経済産業大臣登録 中小企業診断士 豊田市働き方改革アドバイザー・講師 【住所】 〒480-1161愛知県長久手市荒田1-1-718 【お問い合わせ】 info@feli-zes.biz ========================= 今後の案内が不要な方は こちらから配信停止できます。 https://form3.maildeliver.jp/fm/mailUserExt/showUnregisterForm?gpid=rtCM925MACJtnzNGy4bcdHA

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