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執筆者の写真金本 淳

限定感と非日常感は万能かも?



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心動かす企業経営 vol.195

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<限定感と非日常感は万能かも?>



おはようございます。


フェリーゼス経営支援事務所の

金本淳(かねもとあつし)です。




中部国際空港にあるレストラン

「エムズダイニング」

で面白い食事のメニューの提供が

始まったようです。


それは、国際線のエコノミークラスの

機内食と同じメニューを提供する

というものです。



メニューの一例


牛肉と野菜の旨煮ご飯添え

イエローチキンカレーアジアンスタイル


いずれにも前菜、ドリンクがついて、

税込み1500円。



トレーや食器も機内食と全く同じものが

使われているそうです。



「空の見えるレストランで機内食を

味わって、フライト気分を

満喫してもらおう」


というのが狙い。


日本航空とレストランを運営する

名鉄レストランが企画。


そして、調理から盛り付けまでは、実際に

中部空港の機内食をつくっている

名古屋エアケータリングが

担当しているとのこと。



この機内食、

予想以上に売れているそうです。



このコロナ禍でなかなか飛行機に

乗って旅行に行けない人たちが

メインのターゲットなんでしょう。


また、普段あまり飛行機に

乗らない人も狙えますよね。


「機内食」という珍しい文字にひかれて、

面白そうとか、どんなんだろうと、

つい試したくなるのではないかと思います。



それから、当然、お客さんに食事を

提供して喜んでもらうというのは

ありますが、それだけでないでしょう。


それ以外の狙いとして、

コロナ禍で仕事が減っている

ケイタリング会社を支援する

という意味もあるのでしょう。



また、当然、レストラン自体の販促、

さらに、航空会社にとっても、

少しでもお客さんをつなぎ留め、

コロナ収束後に、また戻ってきてほしい

という願いもあるのでしょう。



このサービスは、コロナ禍で大変な中、

少しでもできることはないかと、

関係者が知恵を絞って

考えだされたものなんでしょう。



面白いなと思うのは、


この発想って、

新しいビジネスとしてさらなる展開が

考えられるんではないかということです。



具体的に言うと、


エコノミークラスの機内食だけじゃなく、

ビジネスの機内食も加えたら?


さらに言うと


ファーストクラスの機内食も。



ビジネスやファーストって、一般的には、

乗る機会も少ないと思うのです。


でも、どんな食事が出るんだろうって

興味がある人もいると思うのです。


特にファーストクラスの食事なんて

想像つかない人も

多いんじゃないでしょうか?



それが、飛行機に乗らなくても

地上のレストランで食べられるとなると、

食べてみたいなと思う人は

少なからずいると思うのです。


本来は、飛行機の中でしか

食べることのできないという

「限定」された機内食(=非日常)を、

飛行機以外の場所でも

食べられるようにすることで

付加価値をつける。



もっと徹底するなら

席も機内の座席を模したものにしてみる

というのもありかも。


そして、キャビンアテンダントさんの

格好をした人が機内でやるのと同じように

給仕する。


そうすると完璧ですね。


より非日常感が高まります。



なんか流行りそうな気がしませんか?

(私だけ)



実際問題、こういったアイデアが

事業として継続的なものとして

成立するのかはわかりません。


あくまでも思い付きの発想なので。


ただ、発想の仕方としてはありかな

と思うのです。




今回の機内食の発想って、

コロナがあったからこそ、

生まれてきた発想なのだと思います。


でも、こういう発想って、

よくよく考えてみると、

別に目新しいものではないと思うのです。


例えば、こんなケースはありますよね。



普段だとパリでしか買えない、

有名なパティシエがつくる超人気スイーツ


それをパティシエが日本のバレンタイン

期間に合わせて来日して、1週間だけ

デパ地下で作って販売するとなると、

行列ができると思うのです。


そういう発想もある意味同じ。



また、ちょっと次元が違うかも

しれませんが、

昔流行ったメイドカフェなんかも、

アニメの中でしか味わえないような

空想的な世界だと思うのです。


普段、家庭や現実社会では

ちょっと味わえないものでしょう。


その非日常をあえて現実化することで、

根強いお客を呼び込むことが

できているのじゃないかと思うのです。


これも非日常という意味で

同じようなものなんでは?

と思うのは私だけでしょうか?



あと、身近なとこで言うと、

一日10組様限定のランチとか、


映画なんかも、普段自分では

体験できないことを映画の中で、

主人公に自分を感情移入さえて体験する。



高級な服やバッグ、時計などを買うのも、

何かそれを身に着けると

普段とは違う自分=非日常

を味わえるからなんじゃないでしょうか。



やっぱり人は、

ここで、そして、その時しか味わえない

「限定」とか、「非日常」「特別感」

というものに弱いと思うのです。


そういった体験をするために

わざわざお金を払おうとするのだと

思います。



そうやって考えると、生活必需品や、

健康を維持するために必要なものなど

を除くと、殆どすべてのものが

限定的な体験や非日常体験というものが

関わってきているではないでしょうか?




今回、機内食を提供するレストランの

話から、

改めて、マーケティングのコツとして、

「限定&非日常」

を提供することの重要性を強く感じました。


それから、もうひとつ、


少し別の発想ですが、

こんな考え方も面白いなと。



それは、限定や非日常って、一見、

小売業やサービス業だけの話のように

思えます。


でもよーく考えると

製造業など、他の業種でも適用

できるんじゃないかということなのです。



どういうことかというと


取引先(の方たち)に、

「限定や非日常」

を提供するのです。


そんなことを意識して、日々、取引先との

やり取りができれば、いい取引に

つながっていくのでは

ないかと思いました。



何か、少し突飛な発想ですが、

そういうのもありだとかもしれません。





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<今日のありがとう>

本当は面と向かって伝えたい

でも中々言えない自分がいます

だからこの場を借りて少し...

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日曜日に、私が持っている資格である

中小企業診断士という資格の

理論政策研修というものがありました。


この研修は、中小企業診断士として

登録するために毎年1回、知識の補充と

いう意味で、受講しなくてはいけない

ものです。


休み時間含め4時間半ほどもあるので

結構長丁場です。



それを3人の専門家がそれぞれ違った

テーマで講義していただけるのです。



正直、昨年までは、時間も長いし

受講するの少し面倒だなあと

思っていました。


でも、今回は少し違った風に

考えることが出来ました。



それはこういうことです。


よくよく考えると、

この3人の講師の方々が、結構な時間を

かけて、内容を検討し、資料を作成して

おられると思うのです。



それを考えると、ありがたいことだなあ

と思ったのです。


相手の時間を無駄にしてはいけないし、

せっかく出席する自分の時間も大切に

すべきだなあと



だから、今回は、せっかく出席するの

だから、何かを学んで帰ろうという

前向きな気持ちで話を聞く事ができました。



そんな風に前向きに考えられたのも

3人の講師の方が一生懸命に講義

してくださったからだと思うのです。



そういった意味で、講師の皆さまに

感謝です。


「ありがとうございました」


「それぞれのお話から、

確実に色々学ばせていただきました」


「皆様に感謝です!」





最後までお読みいただき

ありがとうございました。


今日も素敵な一日になりますように!





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【発行元】フェリーゼス経営支援事務所

【発行責任者】金本 淳

経済産業大臣登録 中小企業診断士

豊田市働き方改革アドバイザー・講師 国際ファッション専門職大学非常勤講師

【住所】

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