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心動かす企業経営 vol.53
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＜先代の夢を引き継いで・・・＞
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳（かねもとあつし）です。
先々回51号のメルマガでは
“「これはマズい」と反省したこと”
というテーマで書きました。
許可を取らずにある企業様の
お話しを書こうとして
「ちょっとマズいかも。」
と思ったという内容でした。
金曜日にその企業様にお会いして、
無事許可をいただきました。
しかも企業名も載せても構いません
とまでおっしゃっていただきました。
その企業は、名古屋の守山区にある
有限会社トーユウ様です。
工場・ビルや個人宅の塗装・防水工事、
遮熱などをメイン事業とされています。
現在はそういった既存の事業に加えて、
新たに素晴らしい事業に
取り組まれています。
その事業は、
次世代型廃棄物処理装置の
販売代理店業務です。
この処理装置の詳しい仕組みは
私にもわかりません。
でも環境にとても優しく
画期的なごみ処理装置とのことです。
簡単に言うと、
ごみを丸々設備に入れる、
そうすると有機物と無機物に
分解してくれるとのこと。
しかも、有機物は元の体積の
100分の１から500分の１程度の
セラミック粉末に分解。
その粉末は、その設備の燃料として
再利用できるだけでなく、
様々な用途に再利用できます。
一方、無機物は滅菌処理されて、
出てきます。
例えば、病院で使用される
注射器やおむつなどの感染性医療廃棄物
それをそのまま設備に入れると、
注射針とそれ以外に一日で分解されて
出てくるとのこと。
何が凄いかと言うと、
燃やしたりしないので
処理時に発生する二酸化炭素や
窒素化合物などはごくわずかという点。
しかも分別処理や前処理が
何もいりません。
今は、プラスチックや瓶などは
リサイクル業者が人や機械を使って
しっかり分別処理や前処理を
しているそうですから。
また電化製品なども、人が事前に
分解処理をしてから、処分する。
でも、そういった前工程が全部
いらなくなるってすごいと思いませんか？
ただ、問題は許認可がまだおりて
いないことだそうです。
性能的には問題ないが、処理の仕方が
従来にない特殊なやり方なので、
既存の法令に単純に当てはめられない
ようです。
ただ、自社の敷地内で1日５ｔまでの
廃棄物を処理する分には問題ないそうです。
だから、既に食品メーカー、病院などに
導入実績があります。
また海外では日本の規制とは違うので
ブラジルや中国で既に導入事例が
あるようです。
またモルディブでも政府公認で実証実験が
されている（いた？）ようです。
モルディブは観光立国である一方、
ひどいゴミ問題に悩まされており、
その対策の一環です。
なにか、こういった話しを聞くと
技術って素晴らしい！
本当に進歩している！
と思いますよね。
ちなみに、この技術が凄いということで
秋頃にはガイアの夜明けで紹介される
ことも決まっているそうです。
ところで、この設備、
目をつけたのは、先代の社長だそうです。
今の外壁塗装や防水工事の下請けだけでは、
この先、生き残っていけない。
だから、先ずは現在の下請け脱却のため
直接営業に取組み始めた。
それと同時に新たな事業の柱を
育てていきたいということで、
色々模索していた。
その時にたまたま出会ったのが
この廃棄物処理装置だそうです。
人類の環境に大きく貢献できる
この素晴らしい装置にほれ込んだ。
未来の子供たちに美しい地球を
残してあげたい。
それに貢献できるこの装置を
世の中に広げていきたい
という強い意志を持って取組を
始められたそうです。
でも残念ながら、その先代社長は、
今年4月、夢半ばで急逝されました。
昨年、体調を崩され入院。
そちらは完治し退院して、
さあこれから頑張ってやっていこう
という矢先、
別の病魔に襲われ、
そしてそのまま病状が悪化してしまった
そうです。
そこで、その意志を次の社長
（厳密にはこれから社長に就任）
が引き継ごうとしているのです。
「自分は何とか、先代社長が残した
この夢を実現させたい」
「それが亡くなった社長の
最高の供養になる」
とおっしゃってました。
私はそのお話しをお聞きした時、
目頭がジーンとし
何とかお力になりたいと
思いました。
今度の社長は、先代社長が仕事を
始めた時からのパートナーであり
良き友人だったそうです。
ただし、経営全般と営業活動はすべて
先代社長が一人でやられていた。
今度の社長は基本的に現場一筋だったため
経営的なノウハウを勉強する機会が
あまりなかったそうです。
きっと色々大変なこともおありでしょうが
それでもその社長の意志を引き継ぎ、
何とか頑張ってその夢を引き継いで
実現したいという今度の社長の志も
とても素敵だと思いませんか？
私は、この話をお聞きした時、病気や
友情や色々なことが自分自身の経験とも
重なって強く胸を打たれました。
どういう風に今後関わっていけるかは
わかりません。
でも精一杯、自分のもてる力を発揮し、
この企業さんを応援したいと
思っています。
私は、自分では直接的に目に見える
商品や製品はつくれません。
でも素晴らしい商品や製品を持つ企業様を
間接的に支援することで
自分も世の中に貢献することができる
と信じています。
こういう素敵な志を持った企業が
世の中にたくさん増えれば
最高ですよね。
私もその一役を担えれば本望です。
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＜今日のありがとう＞
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
だからこの場を借りて少し．．．
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今日のありがとうは、先回に続き
新人時代に仕事を教えてもらった先輩
Aさんへのありがとうです。
先回お話しした職場先輩Kさんは
わずか4か月程でアメリカに出向
されました。
Aさんは、その後に私の仕事の面倒を
みていただいた職場先輩です。
Aさんは、とても頭のいい方で
新人の何もよくわかっていない私に
とっては、スーパーマンのような
存在でした。
新しい仕事を自分でどんどんやり方を考え
それを上司や関係者とも調整しながら
どんどん形に変えていく。
しかも資料の作り方などもわかりやすい！
そのスタイルは新人ながらにすごいなと
思ったものです。
そんなAさん、仕事はビシビシ厳しく
指導いただきました。
でも、休日には、自宅にも呼んで
いただき、奥様の手料理を振舞って
いただいたりもしました。
公私にわたって、
本当に可愛がっていただきました。
そんなAさんの仕事ぶりが私の仕事に
大きく影響を与えたのは言うまでも
ありません。
そのお陰で、何とか人にも認めながら
仕事を進めていくことができるように
なりました。
「Aさん、本当に
ありがとうございました」
「Aさんが、いなければ今の
私の存在はないと思います。」
「それだけ、私にとって大きな
いい意味での影響を与えて
いただきました」
「Aさん、今は関東にいらっしゃいますが
またゆっくり飲みにでも行ければ
嬉しく思います！」
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように！
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