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心動かす企業経営 vol.68
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＜会社を辞めて得たものは？＞
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳（かねもとあつし）です。
よく言われます。
というかいまだによく言われます。
「トヨタなんて
なぜ辞めたんですか？」
「もったいない！」
「私だったら絶対やめません！」
などなど
色んな人から
100回以上は言われたと思います。
でも、
私はこれは必然だったと思っています。
私はこんな風に思うのです。
神様が、
「お前みたいな未熟な人間は、トヨタで
サラリーマンとして働いていると、
甘えてしまう。」
「今の環境では、
これ以上学ぼうとしないし、
人として成長しないだろう。」
「だから、独立して、
違う世界でもっともまれて、修行して、
色々学びなさい！」
ということで
私の人生を操作したのではないかと(笑)
そうなんです。
今思うと、私はトヨタという
大きな会社に守られて、
さも自分ができた人のように思って
少し調子に乗っていたような気がします。
サラリーマンをやっていても、
人間として魂を磨いていける人はいます。
でも私はそういうできた人間では
なかったのです。
だから、そんな私を成長させるために、
神様が私の運命を操作したのではないかと
思うのです。
でもおかげ様で、色々学びました。
そして今も学ぶことができています。
しかし、会社を辞めると、
会社のありがたみが身に染みてわかりますね。
営業の人は別ですが、会社にいれば、
仕事は探さなくても最初からそこにある。
特に私の場合、
仕事を自分から取ってくるということは
まずなかったです。
会社の枠の中で、ある程度
うまく振舞っていかなければいけません。
社内の人間関係をうまくやることで
仕事が進みやすくなるし、
成果もだしやすくなる。
それが認められ、昇格にも
つながってきたりもする。
でも一方、極端な話をすると、
自分に魅力がなくても仕事は
それなりにできる。
会社という看板で、
色々な人と仕事をすることができる。
会社員時代のことです。
他企業との集まりや、セミナーなどにいきます。
そこでトヨタという名刺を出せば、
「トヨタさんですか～！」
と敬意をもって接してくれる。
私が、セミナーなどで質問すると、
「さすがトヨタの方ですね。
スルドイとこついてきますね。」
の様な反応もしばしば。
また、社内で新しい取組を始める際に、
こんなことできる企業ないかなあと思い
それらしい企業さんに電話してみる。
そうすると、めちゃくちゃ丁寧に
応対してくれる。
そして、数日後には、資料作って、
偉い方を筆頭に４人くらいで
説明に来て下さる。
とにかく、外の方と仕事をする場合、
こちらが発注するほうだったから、
たとえ自分自身に魅力がなくても、
トヨタの仕事をとりたいという人たちが
どんどん近づいてきてくれる。
このブランド力はやはりすごかったのです。
よく
「『会社のかんばんがあったから、
自分と仕事をしていてくれたと』
というのが、辞めて初めてわかった」
みたいな話を聞きますが、
これは本当に実感しました。
逆に、会社の看板をいただいて、
仕事をさせてもらっていた
仕事ができていた
というのがどれだけ有難いことなのか
身に染みてわかりました。
本当に感謝です。
これは、辞めなければ、
わからなかったことです。
実は、辞める時、多少、
楽観視していたところもありました。
「辞めても仕事は
たくさんあるだろう。。。」
でもやはり世間はそんなに甘くはない。
特に、
「自分の理想とする仕事を獲得する」
ということの難しさを痛感しました。
自分で仕事をするイコール
仕事のスキルは当然なくてはならない。
でもスキルがいくらあっても
自分の存在を知ってもらわなければ、
そもそも仕事には繋がらない。
存在を知ってもらっても、
自分のスキルでどんな風にして、
相手の役に立てるのかを
わかってもらわなければ、
仕事にはつながらない。
また、もっと言うと、
いくらスキルがあって、
役に立てるかもしれなくても、
人間としての魅力がなければ、
仕事を容易には獲得できない。
当たり前といえば当たり前ですが、
会社の看板がなければ、
これを全部自分で何とかしなければならない。
スキルは磨かなくてはならない
そのスキルを相手に見えるようにし、
相手に正しく伝えられないといけない
人格も高めなければならない
そんな風に、トータルで魅力を
高めなければならない。
そしてその魅力を感じてもらって
初めて仕事に繋がる。
こんな風に考えると、
やること一杯で大変だ
と思うかもしれません。
でも正直なところ、
全然大変な気はしていないんです。
むしろ「こんな楽しいことはない」
とさえ思っています。
どうしたら能力をあげることができるんだろう
どうしたら自分を知ってもらえるんだろう
どうしたら自分を理解してもらえるんだろう
どうしたら魅力的な人間になれるんだろう
なんて、日々思いながら
色々な人と会って、
話をして考え方を吸収したり、
本やセミナーで色々学んでみたり、
自分なりに戦略をたてて、それを実践しみたり
そんな風に、ひとつひとつ、
そして少しずつでも積み上げていく。
当然、まだまだ、全然ダメなところも多いです。
でも今、明らかに独立当初より
成長した自分、充実した自分を
実感できるんです。
やはり人って、
自分が成長することに
喜びを感じる生き物なんだと思います。
成長を実感できると嬉しいし、
もっともっと成長したいと思うのです。
だから、自分が成長するために、
色々取り組むことは全然苦にならない。
むしろ楽しくさえ感じてしまう。
そういうことなんじゃないかと思います。
そして、そんな風にしていると
段々、自分の価値を認めてくれる人も
増えてきた。
そんな人から声をかけてもらえ
一緒に仕事ができるようになる。
これは、本当に幸せなことです。
当然まだまだ道半ば、
これからどんどん頑張っていかないと
いけない。
でも少しずつ成長の結果が見えると、
充実した気持ちになれます。
そして、こういう風に、
自分が違う環境に飛び込むことを
許してくれた家族、
そんな家族に何より感謝です。
そして、上手く言えないのですが、
最近、こんな風に感じるのです。
生きている実感、
つまり、自分が人生で成し遂げなければ
ならないもの。
そんなものに近づくためのスタート地点に
今ようやく立てたような気がするって。
サラリーマンの方でも色々な仕事の方が
いらっしゃり
その中で苦しんだり喜んだりしながら
学べる方が多くいらっしゃいます。
僕はきっとそういうことが、
サラリーマンとしては
出来ない未熟者だったから運命を
操作されたのでしょう
まだ自分の人生における本当の使命は
何なのかわかりません。
でもその使命を探しながら進んでいく
その第一歩をこの歳になって、
やっと踏み出せたのかなあ
なんて思ったりします。
そんなことを考えていると、
本当にわくわくしてきます。
これからどんなことが起こるんだろう？
楽しみだなあなんて。。。
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＜今日のありがとう＞
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
だからこの場を借りて少し．．．
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今日は、予備校に通っていた時の友達
Ｕ君へのありがとうです。
忘れもしない高３の時の大学受験。
センター試験が８００点満点中、
３００点ちょっと
当然、合格できるはずはない。
しかも高校のそれなりに
親しかった友人たちは
みんな、現役合格していった。
最初は、不合格と聞いていた
２人も、補欠合格に。
まあ実力がなかったから
仕方なかったのですが、
でも周りがことごとく合格。
そんな状況なので、自分だけが
取り残されたような気がして、
とても寂しいような悲しいような
そんな複雑な気持ちになりました。
そんな経緯で、浪人生として、河合塾に
１年お世話になることになりました。
Ｕ君とはそこで出会いました。
私も知り合いがいなかったのですが、
Ｕ君も同じでした。
たまたま席が横になり、
話しをするようになり、
お昼も一緒に食べるようになりました。
浪人生って、微妙な感じでした。
でもそんなＵ君という友達が
できたので、予備校生活も
それなりに頑張ることができました。
Ｕ君は、結構成績がよかったので
自分にとっていい刺激になりました。
色々勉強法を聞いたりもしました。
おかげで、私は、何とか第１志望に
合格できました。
でも、Ｕ君は、実はセンター試験の結果が
よくなかったようです。
Ｕ君はかなり落ち込んでいたのですが、
そんなＵ君に、私は、何と言っていいか
わからず、何も言葉をかけることが
できませんでした。
それが今でも心残りです。
そして、そのままなんとなく
連絡をとりづらい雰囲気になり
結局、Ｕ君が合格したのかも確認できず
じまいになってしまいました。
だからＵ君が、その後どうなったのかも
わかりません。
でもＵ君に出会えたことには
とても感謝しています。
「Ｕ君ありがとう」
「今何をしてますか？」
「また会いたいです」
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように！
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