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執筆者の写真金本 淳

「こだわり」の一歩深堀りが大きな差別化に

(長久手市あぐりん村)

皆様に幸運が訪れますように!!


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

心動かす企業経営 vol.480

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<「こだわり」の一歩深堀りが大きな差別化に>



おはようございます。


フェリーゼス経営支援事務所の

金本淳(かねもとあつし)です。




いつももったいないなあ

と思うことがあります。


それは企業やお店の持つ「こだわり」

についてのことです。



経営相談などで企業経営者さんから

お話を伺いながら、そのお店や企業に

ついて深堀していくと

必ず皆さん何かしらのこだわりを

お持ちです。


でも、

「そのこだわりを上手く

アピールできているのか?」

というと

「必ずしもそうではないかも・・?」

と思うことがあるのです。



そして

その上手くアピールできているのか?

というのにも2つあるように思います。



ひとつは、

そもそも全く伝えていない


もう一つは、

伝えているつもりだが、

上手く伝わっていない


です。



先ず、「全く伝えていない」

というケースです。



これは

「伝えなくてもお客さんは

理解してくれるだろう」

というのが、あるのかもしれません。


例えば、レストランなら

「うちのこだわりについては

食べてもらえばわかるはず」

と。



それも確かだと思います。


でも、皆が皆、本当に食べてみただけでは

わからない。というのも一方では

あるのではないでしょうか?



皆さん、「芸能人格付けチェック」

というTV番組をご存じでしょうか?


番組の中で、目隠しして、

食材を食べ比べて、

高級なものを当てるというもの

があります



例えば、以前見たのは、

超高級牛肉と豚肉とカエルの肉

という3種類を食べ比べて

その中から超高級牛肉を当てる

という企画でした。



「牛肉」は日本三大和牛の一つで、

黒毛和牛の最高峰ブランド「近江牛」。

肉の女王と呼ばれる近江牛の中でも、

最も柔らかい最高級の部位、

100グラム8000円のシャトーブリアン


「豚肉」はステーキ

しかも肉質が固めなホホ肉、

値段は100グラムたったの150円


そして最後は「カエル」のステーキ



これを見ると、

「こんなの間違えるはずないでしょ」

と誰もが思うじゃないですか?


しかも挑戦するのはいつも高級な食材を

食べ慣れているであろう芸能人の方々です。



でも結果は違い、皆さん面白いように

間違えまくります。


正解した人でも確信出来ている人は

殆どおらず、最後まで迷いに迷いながら

結論を出している人が殆どです。



番組サイドも間違え易いように

上手く作っているとはいえ

人間の感覚はいい加減である

ということの証明だと思います。



このことを考慮すると、

「食べてもらえばわかる」

というのだけでは危険ですし、

もったいないと思うのです。



食事に関して言うと、

感覚的に美味しい

というのは伝わると思います。


でも何も言われずに

超高級ステーキを出されるのと、


「このステーキは100グラム8000円の

シャトーブリアンです」

と言って出されるのでは

どうでしょう?



確実に後者のほうが、

美味しさも満足度も何倍にも膨れ上がる

というものではないでしょうか?


何も言われなければ、「美味しいね」

だけで終わってしまうでしょう。



要は、食事を美味しく感じさせるのは

純粋に食べる時に得られる感覚や感情

だけではないということ。


それ以外に

言葉によって意識に植え付けられる

「追加情報」

が時には食事をより美味しく感じさせる

重要なスパイスの役目を果たし、

同じものでも価値を上げてしまう

ということだと思います。


つまり、こだわりを補足する情報を

提供するっていうことが大事だと

いうことです。



そしてそれは普段当たり前に

やっていることでもいいんです。


例えば、ある製造業の企業さんでは、

より高い品質レベルを確保するために、

人の手で全数検査を実施しています。


本当は全数検査しなくても、

100個中1個などの抜き取り検査でも

OKなのです。


でもそこを敢えて自社の方針として

当たり前にやってきている。


そういった場合だと、例え自社にとっては

当たり前のことでも

敢えて伝えて行ってもらうべきです。



また、

先日もあるクリーニング経営者さんと

話をしていたら、こんなことが判明しました。


それは

簡単なシミ抜きならお金をもらわずに

やっているということでした。


「そのことをお客さんは

知っているんですか?

と聞くと、


「言ってないので知らないと思います」

とのこと。



もし、やっているなら、

それを店頭の看板やホームページなどで

紹介する、


あるいは、店頭でお渡しする際に

「シミ抜きはサービスで

やっておきました!」

と一声かけて伝えたほうがいいと

私は思いました。


そのため、その旨をお伝えすると

その経営者さんも

納得されていました。



ということで、

こだわりを伝えていないなら、

先ずは伝えることをしましょう!


こだわりを持ってやっているサービス

また、それだけでなく

当然と思ってやっているサービス

そして

業界では当然で同業他社もやっている

そういうことも含めて、

どんどん情報として伝えましょう。




次に2つ目の

伝えているが上手く伝わっていないケース

です。



例えば、以下のような3つの業種が謳っている

こだわりで考えてみましょう。



製造業:

「最先端の設備」「最高の技術」「最高の品質」

でお客様のニーズにお応えします


レストラン:

お客様の笑顔のために、

こだわりの食材を使い、

真心こめて調理しています。


オーダーメイド家具:

一流の職人が選んだこだわりの材料で

世界にひとつあなただけの

オーダーメイド家具を作ります



こういう表現を見た時に、

皆さんはどのように感じますか?



どれも別におかしいわけでなく、

間違ってもいないと思います。


ただ、競合との差別化という意味では

どうでしょうか?



上のようなことは、同業種であれば

少なからずどこも似たようなことを

謳っているのではないかと思うのです。


そうすると、

「で、他の企業さんと何が違うの?」

という風になってしまいます。



それを避けるためには

どうすればいいのか?


私はもう一歩内容を掘り下げる

ということだと思います。



上の製造業のケースにある

「最高の技術」を深堀するのに

こういうのはどうでしょうか?


「以前、ある企業さんが困って

相談してきた○○の問題に対して、

当社のこういう技術を活かし、

こういった試行錯誤をしながら

問題を何とか解決しました!」

というような感じで具体的な事例を

伝えてみる。


そうするとこの企業さんは

「こういう技術力を持っているんだ」

とか

「この企業さんなら粘り強く

問題に対応してくれるんだ!」

といった具合で具体的なイメージも

湧き易くなるのではないでしょうか?



また、レストランのケースでは

例えば、最近は健康志向から

「無農薬にこだわっています」

というようなのもよく見られます。


でも、無農薬を使っているところは

今や珍しい訳ではないので

それだけでは弱い。


それを解消するためにこんな

説明をしてみる。


「この人参はA市の○○さんが

作っているものです。


無農薬はもちろん味にも

最高にこだわって作られたもので、

生で食べても最高に美味しいのです。


私は初めてこの人参を食べた時、

こんな美味しい人参があったんだ!

とそのあまりのおいしさに

感動して涙を流してしまいました。


そして、この感動を是非、

当店のお客さんにも味わって欲しい

と思ったのです・・・」


上記の説明だと少しくどい感は

あるかもしれませんが(笑)、自分なりの

言葉で。



また、もっと言うと、

この人参がどのように手間をかけて

栽培されているのかなどもあると

さらに付加価値があがりますよね。



こんな風に「あと一歩の深堀り」を

してみると、独自のこだわりが

より伝わりやすいのではないかと

思います。




ということで、今回は

こだわりの伝え方について

考えてみましたが

いかがでしたでしょうか?


もし自社でももっとできそうだと

思うことがあれば是非

考えてみるといいのでは

ないでしょうか?




ご参考になれば幸いです。




☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

<今日のありがとう>

本当は面と向かって伝えたい

でも中々言えない自分がいます

だからこの場を借りて少し...

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先日、政府が発表した

「巨大地震注意」の呼びかけ

により、スーパーやコンビニなどから

一瞬にして、水が

無くなってしまいました。



こういうのを思うと、

普段から、蛇口をひねれば

当たり前のように水が出てくる

というのは素晴らしいことだなあと

思いました。



人の殆どは水分でできている


水が無くなると生きていけない


生命にとって水は本当に

無くてはならないもの。



考えたら、料理を作るのも、

お風呂で疲れをいやすのも

身体を洗うのも

洗濯するのも


色々なことは水なしではできないこと

ばかりです。



こうやって考えると

水って偉大ですね。



その存在に感謝しかないですね。


「ありがとう!」





最後までお読みいただき

ありがとうございました。


今日も素敵な一日になりますように!





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