(ダイヤモンドヘッド)
皆様に幸運が訪れますように!!
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心動かす企業経営 vol.432
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<創造力の要らないアイデア発想法>
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳(かねもとあつし)です。
皆さんはアイデアを出すのが
得意ですか?
アイデアと言うと、
自社商品やサービスに関するアイデア、
社内のしくみに関するアイデア、
改善のアイデア、
従業員の満足度をあげるアイデア、
などなど色々あります。
ただ言えるのは、
企業経営を上手く進めるには、
いいアイデアが欠かせないということ。
ちょっとした改善アイデアから、
新商品の画期的なアイデアまで、
アイデアに大小はありますが、
考えてみると、企業活動というのは、
こういった様々なアイデアの積み重ね
のもとに成り立っているのではないかと
思うのです。
ただ、このアイデアというのが曲者。
実際、自分でアイデアを出そうとしても
いい案が浮かんでこない。
また、一人じゃダメでも複数でなら
ということで、社内のメンバーを
集めて打ち合わせをしてみる。
でもどうでしょうか?
それでも、中々いいアイデアが
浮かんでこない
というのが現実なのではないでしょうか?
さて、この企業活動において大事な
アイデア出し、
一体どうすればうまくできるのでしょうか?
アイデアが出てこない大きな要因の
一つとして、「思い込み」というのが
関係しているとよく言われます。
自由な発想を阻害するのが、人間の常識。
私たちはみな、物事について
「こうあるべきだ」という独自の
「思い込み」をそれぞれ抱いています。
特に、自分達の慣れ親しんだもので
あればあるほど、その思い込みは
強くなる傾向にあります。
ただ、考えてみて下さい。
今の世の中で当たり前になっているもの
商品やサービスというのは、
殆どすべてがそれまでの常識を
打ち破ったてできたものばかり
ではないでしょうか?
例えば、今や殆どの人が手放せない
アイテムとなっているスマートフォン。
そもそもは電話です。
そのそもそもの電話だって、
「遠くに離れた人と会話できる」
なんてことは、大昔の人には
考えられないことだったでしょう。
でも、その常識を打ち破って、
電話が発明された。
その電話も最初は固定電話が当たり前。
携帯できるなんて誰もが思っていない。
でも常識を打ち破り携帯電話が出現した。
そこから、写真機能やメール機能など、
ドンドン進化していった。
そして、それが今のスマホに繋がっている。
従来の発想で言うと、
写真はカメラ、
動画撮影はビデオカメラ、
メールやネットはパソコン、
音楽は携帯プレーヤー、
動画視聴はテレビやパソコン
と、それぞれ機能ごとに専門の機械装置が
存在していた。
昔は、それぞれのことをこなすのに
別々の機器を所有することが当たり前で
誰もそこに違和感を感じない。
でもいつの間にか、それが小さなスマホで
すべてできるようになった。
これは、昔の当たり前の発想から
抜け出さないと生まれて来なかったものです。
しかも、よくよく考えてみると、
その個別の電子機器をとってみても、
昔は常識ではありえないものばかりです。
ということで、いいアイデアというのは
これまでの常識を覆すことから
スタートしているということが
わかるかと思います。
今回はこのアイデア出しで重要と
なってくる「常識を覆す」という
アイデア発想法をご紹介したいと思います。
つい先日、
私が長を務めさせていただいている
中小企業経営者の勉強会で
このアイデア出しのワークを行ったのですが、
すごく好評で面白いアイデアがいくつも
出てきました。
今回は、その事例を使いながら
簡単にやり方をご紹介したいと思います。
その時は「傘」をテーマに、
新しい商品アイデアを出してみよう
ということで取り組みました。
因みに出てきたアイデアをご紹介すると
ドローン傘、日焼け傘、超高級傘、
婚約指輪ならぬ婚約傘、など
その他いくつかありました。
手順は以下の通りです。
1.傘に関する常識を書きだす
「傘は○○だ」という常識、
私たちが「こうあるべきだ」と
考えている傘のイメージを思いつくままに
洗いだす。
例えば
「傘は、雨が降っている時に使う」
「傘はさしても濡れる」
「傘は持たなければいけない」
「傘は忘れやすい」
「傘は子どもが振り回す」
「傘は日除けにも使う」
「傘には骨組みがある」
「傘は折りたたむ」
など
2.常識をより抽象的にグルーピングする
例えば、
「傘は、雨が降っている時に使う」
「傘は日除けにも使う」
をグルーピングすると
「傘は何かを除けるために使う」
という風にくくれます。
こんな風により抽象的な概念で
グルーピングをします。
3.常識をアイデアの着眼点に変える
書きだした常識、グルーピングした項目
それぞれに対して
「○○じゃなくてもいいんじゃないの?」
と否定する内容のツッコミを入れる。
例えば、
「日除けに使う」
↓
「日除けじゃなくて、日光を集めるために
使ってもいいんじゃないの?」
「何かをよけるために使う」
↓
「よけずに集めるものに
使ってもいいんじゃないの?」
といった感じです。
さらに、この2つを組み合わせると
↓
「良い光を集めて、綺麗に日焼けできる傘」
というアイデアに繋がりました。
また、
「傘は持たなくてはいけない」
↓
「持たなくてもいいんじゃないの?」
ということから、
「ドローンのように自分の頭の上に浮かび、
移動すればついてきてくれる傘が
あってもいいんじゃないの?」
というアイデアに繋がりました。
こんな風にして、わずか30、40分位
考えただけで、他にも沢山色々な
アイデアが出てきました。
もっと時間をかければ、
もっともっと良いアイデアが
出てくるんじゃないかという勢いでした。
また、皆さん、仰っていたのは
「これは面白いし、
実際のアイデア出しに使える」
ということでした。
ということで、誰でもできる常識を覆す
アイデア発想法を簡単に紹介させて
いただきましたがいかがでしょうか?
実際、ここから出てきたアイデアを
より具体化するというワークの続きが
あるのですが、今回はその部分の説明は
紙面だけでは伝えづらいので、
割愛させていただきます。
ただ、発想の仕方はここまでの
アプローチでもある程度は理解
いただけたのではないかと思います。
また、今回は、
新商品ということでやりましたが、
これは、別に新商品やサービスだけでなく、
他にも色々応用できます。
例えば、
「社内の人事評価制度をどうするのか?」
というテーマでも使えます。
評価するというのにツッコミを入れて
「そもそも評価しなくてもいいんじゃないか?」
という発想から、
「評価しない人事評価制度」をつくる
みたいなことも検討できます。
他にも色々応用できるので、皆さんも
是非トライしてみてはいかがでしょうか?
ご参考になれば幸いです。
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<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
だからこの場を借りて少し...
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土曜日は、私の住む長久手市で
夏祭りがありました。
ここ3年はコロナで中止だったのですが
4年ぶりの開催です。
この長久手夏祭り
以前は商工会が市を巻き込んで
開催されていたのですが、
色々な事情で数年前に取りやめになった
という経緯があります。
でも、せっかく夏祭りを楽しみにしている
子供達がいるのに可哀想だ
何とかしたいという思いから
立ち上がったのが市民の方たちです。
5,6年前から市民の中から有志が集まって
資金集めから、企画まで、すべて市民だけで
行なうお祭りになっているのです。
市は場所は提供してくれますが、資金や人は
一切出してくれません。
その発起人となった方と
つい先日、お茶をする機会があり、
色々お話を伺いましたが、
大きなイベントなので、お金だけでなく、
準備から当日の運営まですごく大変とのこと。
今年は私は資金面での寄付しか
できませんでしたが、来年からは
何かもう少しお手伝いをすべきだと
感じました。
花火はわずか15分ほどで
他の大きな花火大会と比べると
規模は小さいですが、でも
多くの人の苦労が詰まっているようで
見ていると、胸が熱くなりました。
中学生の息子もお祭りが楽しかったと
言っていましたし、多くの子供達や
市民の人たちのいい思い出に残った
お祭りだったのではないかと思います。
こんな素敵なお祭りを開催していただけた
関係者の方々に感謝です。
「ありがとうございました!」
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように!
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